よくわかる!交通事故とその対処(575)
※この記事は B4UT Advent Calendar 2018 の3日目の記事です。
私魔女のキキ!
こっちは事故ってサイドミラーが飛んで行った車!
はい。こんにちは。魔女のキキではありません。アサカです。Advent Calendar 2018 企画に参加しようと思ったのですが、音楽ゲームをプレイしていないのでこのような書き出しになってしまいました。
皆さんの中には、最近免許を取得してウッキウキ!、なんて方も多いと思います。しかし、初心者ドライバーにとって事故は他人事ではありません。(たぶん)
そこで、せっかくなので僕の失敗をバカだなあと笑って事故の対処について学んでもらえればと思います。
1.なんで事故ったの?
まずは事故の顛末についてお話しします。
この事故は、北海道で北海道地震(僕はこのせいで数日間北海道に幽閉されました)が発生する2日前の夜に発生しました。状況としては、三車線道路の左車線を走行中、同車線に路上駐車する車を認め、車線を変更しようとしたところ後続車に車間距離を詰められ車線の変更に失敗し、路上駐車していた車とミラー同士が接触しました。
教習所では左側を走れ、と口を酸っぱくして言われたかと思いますが、三車線以上の広い道路においては、割と路上駐車する車が多いので基本的には真ん中の車線を走った方が安全です。
2.事故った後はどうするの?
事故った後は大変動揺しますが、決して逃げてはいけません。
近くの安全な場所に車を停止させ、とりあえず相手の方に謝りに行きましょう。
また、後の保険会社とのやり取りの中で必要になるので相手の氏名、電話番号は必ず伺うようにしてください。わからないまま別れてしまうと保険手続きが厄介になります。冷静に考えれば当たり前ですが事故った後は混乱しているはずなのでつい忘れがちです。
次に、警察に電話をします。事故を起こした者には所管の警察署へ事故を報告する義務があるからです。
しばらくして警察が来ると、事故の状況を説明した後、免許証、車検証、自賠責保険の保険証の提示を求められます。恥ずかしながら、僕は自賠責保険証がどこにあるか把握しておらず、大変焦りました。必ずどこにあるかわかるようにしておきましょう。これらの確認が済めば、警察への手続きは終了となり、相手の方からも何もなければ解散です。
ちなみに、過失による物損事故の場合は前科がついたり、刑事罰が与えられたりすることはないので安心しましょう。ただし、人身事故の場合は過失運転致死傷罪になるので話がまるで変わってきます。このときどうなるのかはよくわかりません。知りたくもないです。
3.相手方への弁償はどうするの?
運転する前は何かしら保険に入っていると思います。しかし保険会社に連絡して弁償すればいいんでしょ、保険入っといてよかったー、と単純にことが済むわけではありません。保険には会員の等級が存在するからです。
自動車保険の等級というのは保険料の割引率のことで、20段階に別れています。(一番上は20等級です)1年間保険を使わないと等級が一つ上がり、保険を使った場合は事故の程度に応じた等級が下がるようになっています。ここで、「事故の程度に応じて等級が下がる」というのが重要になってきます。
つまり、事故後も継続して保険を利用する場合(これが普通だと思いますが)、その後数年にわたって保険料が割高になるので、仮に事故がなかった場合の保険料と比較した場合に増加する負担額が事故の弁済額を上回ることがあるということです。「上回ることがある」というか、些細な物損事故の場合は物損事故の弁済額の方が保険料の増額分よりも小さくなることの方が多いはずです。そのための等級制みたいなところもあるんだと思います。保険会社め・・・
というわけで、小さな事故であればおそらく自腹で弁済することになるでしょう。ただし、いつでも保険を使わない方が得になるとも限りませんし、相手方との示談交渉も進めてくれるので保険会社には電話すべきです。
4.おまけ
事故った時の対処の流れは以上の通りです。相手の方が大変親切な方で、事故った時の対応を手取り足取り教えてもらえたのでなんとかなりましたが、もしそうでなかった場合にはどうなっていたことやら・・・と思ったので共有させていただきました。
ちなみに、自車の修理費用、相手への弁済費用で去年1年間の貯金が丸々吹っ飛びました。チリン。
⬇︎これは事故発生後、もし綺麗な状態でミラーが落ちていたらハメられるかもしれないと思って2時間後くらいに取りに戻った時に見つかったミラーです。